「熱帯夜で眠れない…その寝不足、体の回復力を下げているかも」
- 2026年8月23日
- 医療コラム
「暑くてなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」——熱帯夜が続くこの時期、睡眠不足を感じている方も多いのではないでしょうか。実はこの寝不足、単なる「疲れ」だけでは済まないかもしれません。
睡眠中に体で起きていること
私たちの体は、眠っている間に筋肉の修復や疲労物質の分解を行っています。特に深い睡眠の時間帯には成長ホルモンが分泌され、日中に使った筋肉や関節のダメージを回復させる働きが活発になります。熱帯夜で眠りが浅くなると、この回復プロセスが十分に行われないまま朝を迎えることになります。
寝不足が「痛みの感じやすさ」を変える
睡眠不足が続くと、脳が痛みを感じ取る感度そのものが上がることが分かっています。同じ肩こりや腰痛でも、寝不足の時の方がつらく感じやすいのはこのためです。「最近、前より痛みがひどい気がする」という場合、実は原因は睡眠にあるのかもしれません。
こんな人は特に注意
もともと肩こり・腰痛がある人、運動やスポーツで体を使う機会が多い人、リハビリ中で回復を目指している人は、睡眠の質が体の状態に直結しやすいため、特に気をつけたいところです。
今日からできる対策
① 就寝1〜2時間前に軽くシャワーか入浴 一度体温を上げてから下がる過程で、眠りに入りやすくなります。
② エアコンはつけたまま、タイマー任せにしない 夜中に切れて暑さで目が覚めるパターンが多いので、朝まで一定の室温を保つのがおすすめです。
③ 寝る前のストレッチで体の緊張をゆるめる 軽く体をほぐしてから布団に入ると、寝つきが変わります。
それでも改善しない痛みやだるさは
睡眠環境を整えても痛みが続く、だるさが抜けないという場合は、睡眠だけが原因ではない可能性もあります。当院ではリハビリスタッフが体の状態をしっかり評価し、一人ひとりに合ったアプローチをご提案しています。「なんだか最近ずっとだるい」という方は、一度ご相談ください。