
骨粗鬆症
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、加齢や閉経、生活習慣など様々な要因が重なって骨が弱くなる病気です。骨の量はおよそ20歳頃にピークを迎えた後、徐々に減少します。特に女性は閉経後に女性ホルモンが急激に減るため、骨粗鬆症になりやすいとされています
骨粗鬆症が進行すると、背骨や手首、腕の付け根、足の付け根などが骨折しやすくなります。一度骨折を起こすと、次の骨折を起こすリスクも高まることがわかっています。
特に足の付け根の骨折は、手術や長期リハビリが必要になることが多く、思うように動けなくなると、そのまま寝たきりになる可能性もあります。実際、厚生労働省の調査でも、要支援・要介護の原因1位は「骨粗鬆症関連」です。進行を防ぐことが、ご自身だけでなくご家族の生活を守ることにもつながります。
当院では、
を組み合わせ、患者様に合った治療を行っています。
骨に刺激を与える運動は、骨量の減少を防ぎます。また、転倒を防ぐには足腰の筋力をつけることも大切です。ウォーキングやストレッチ、自宅でできる筋トレなどを習慣にしましょう。
カルシウムは骨の大切な材料です。1日800mgを目標に、乳製品・小魚・野菜などカルシウムの多い食品を意識してとりましょう。カルシウムの吸収を助けるビタミンDを一緒にとるとさらに効果的です。
骨粗鬆症の治療薬には、骨の破壊を抑えたり、骨の形成を促す働きがあります。検査結果に基づいて医師が患者様に合った薬を選びますので、自己判断で中断せずに治療を継続することが大切です。
平均寿命が伸びる一方で、健康で自立した生活を送れる「健康寿命」は平均寿命より短いのが現状です。骨粗鬆症を正しく治療し、骨折を予防することは、元気に動ける時間を長く保つことにつながります。
「もう歳だから…」とあきらめず、できることを一つずつ始めてみましょう。当院スタッフも全力でサポートいたします。