「朝晩が涼しくなってきたのに、なぜ肩や腰が固くなるのか」
- 2026年9月6日
- 医療コラム
「ようやく朝晩が涼しくなってきたのに、なんだか肩がこる」「腰が固まった感じがする」——涼しくなれば体が楽になるはずなのに、逆に不調を感じている方はいませんか?実はこの時期、体には夏とは違う負担がかかっています。
気温が下がると筋肉はこわばる
気温が下がると、体は熱を逃がさないよう血管を収縮させて血流を減らします。血流が減った筋肉は柔軟性を失い、こわばりやすくなります。特に朝晩の冷え込みが強まるこの時期は、寝ている間や早朝に体が冷え、「朝起きた時に体が固い」という形で症状が出やすくなります。
夏の疲れが”残ったまま”秋に入る
もうひとつの理由が、夏の間に蓄積した疲労がリセットされていないことです。猛暑での消耗、冷房による冷え、熱帯夜での睡眠不足——これらが抜けきらないまま気温変化の季節に入るため、体が対応しきれずに不調として表れます。「夏は乗り切ったのに、今になって調子が悪い」というのは、決して珍しいことではありません。
こんな人は特に注意
夏の間、運動量が減っていた人、もともと肩こり・腰痛がある人、冷え性の人は、この時期の気温変化の影響を受けやすい傾向があります。
今日からできる対策
① 朝起きたらいきなり動かない 布団の中で軽く手足を動かしてから起き上がると、こわばった状態での動作を避けられます。
② 就寝時の羽織り・掛け物を見直す 夜中の冷え込みに対応できているか、この時期に一度確認しておきましょう。
③ 湯船で体を温める習慣を再開 夏の間シャワーだけだった方は、そろそろ湯船に切り替えるタイミングです。
こわばりが続く場合は
セルフケアをしても改善しない、痛みが強くなってきたという場合は、季節の変化だけが原因ではない可能性もあります。当院ではリハビリスタッフが体の状態をしっかり評価し、一人ひとりに合ったアプローチをご提案しています。「秋になっても体が重い」という方は、我慢せずご相談ください。