「お盆の帰省、長時間の移動で腰やお尻が痛くなる理由」
- 2026年8月9日
- 医療コラム
「実家について早々、腰が痛くて動けない」「新幹線を降りたらお尻がジンジンする」——お盆の帰省シーズン、そんな声をよく聞きます。楽しみにしていた帰省が、移動だけでぐったり…なんてもったいないですよね。
なぜ長時間の移動で腰やお尻が痛くなるのか
座った姿勢は、実は立っている時よりも腰への負担が大きい姿勢です。同じ姿勢を何時間もキープすることで、腰まわりの筋肉が緊張し続け、血流も悪くなります。さらにお尻の下では、座面に体重が集中することで坐骨まわりの筋肉が圧迫され、しびれや痛みにつながることもあります。
車移動と新幹線・飛行機、それぞれの落とし穴
車移動は渋滞も重なりやすく、同じ姿勢が長時間固定されがち。ハンドルを握る姿勢は肩や首にも負担がかかります。新幹線・飛行機は座席スペースが限られ、荷物を抱えた窮屈な姿勢になりやすいのが特徴です。どちらも「気づいたら3時間動いていなかった」という状態が、痛みの一番の原因になります。
移動中にできる対策
① 1時間に1回は姿勢を変える サービスエリアでの休憩や、機内・車内でお尻を少し浮かせるだけでも血流が変わります。
② クッションで座面の圧を分散 硬い座面に長時間座り続けると坐骨への負担が集中します。小さめのクッション一つで感じ方がかなり変わります。
③ 足首・膝を軽く動かす 座ったままでもできる足首回しやかかと上げは、血流を保つのに効果的です。
着いてからも要注意
実家に着いた安心感で、床にそのままゴロンと横になる方も多いのですが、硬い床や低いソファは腰への負担がさらに増えることがあります。移動でこわばった体には、軽く伸びをする・お風呂で温めるなど、ひと手間かけてあげてください。
それでも痛みが続く場合は
数日休んでも痛みやしびれが引かない、むしろ悪化しているという場合は、移動疲れだけが原因ではないかもしれません。当院ではリハビリスタッフが体の状態をしっかり評価し、原因に合わせたアプローチをご提案しています。お盆明けの体、我慢せずにご相談ください。