「残暑バテ、実は”秋バテ”の始まりかもしれません」
- 2026年8月30日
- 医療コラム
「暑さのピークは過ぎたはずなのに、なんだか体が重い」「食欲が戻らない」——8月も後半になると、こんな声をよく聞きます。これ、実は夏バテの延長ではなく”秋バテ”が始まっているサインかもしれません。
夏バテと秋バテ、何が違うのか
夏バテが「暑さそのもの」による消耗だとすると、秋バテは朝晩と日中の気温差、冷房と屋外の温度差の”揺れ”によって自律神経が乱れることが原因です。体温調節を担う自律神経が、繰り返す寒暖差に対応しきれず、疲れやだるさとして表面化します。
なぜこの時期に出やすいのか
真夏は「とにかく暑い」の一択で、体もある意味シンプルに対応できます。しかし8月後半からは、日中は真夏日、朝晩はひんやりという寒暖差が生まれ、さらに冷房の効いた室内と屋外の往復も加わります。この「揺れ」の多さこそが、秋バテを引き起こす一番の要因です。
こんなサインに要注意
なんとなく体がだるい、食欲が戻らない、肩や首のこわばりが取れない、寝ても疲れが抜けない——これらが2週間以上続く場合、秋バテのサインである可能性があります。
今日からできる対策
① 首・お腹まわりを冷やしすぎない 冷房対策と同じく、寒暖差から体を守る基本になります。
② 軽い運動で自律神経を整える ウォーキングなど無理のない範囲で体を動かすと、体温調節機能が働きやすくなります。
③ 湯船で一日一度、体温をリセット シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にしっかりつかる習慣が回復を助けます。
だるさが長引く場合は
セルフケアを試しても改善しない、だるさや痛みが2週間以上続くという場合は、季節の変わり目の疲れだけが原因ではない可能性もあります。当院ではリハビリスタッフが体の状態をしっかり評価し、一人ひとりに合ったアプローチをご提案しています。「なんだか秋になっても調子が戻らない」という方は、一度ご相談ください。