「部活シーズン到来!スポーツで多いケガ、親が知っておきたいこと」
- 2026年5月17日
- 医療コラム
5月に入ると、中体連・高校総体に向けた練習が本格化します。子どもたちが毎日一生懸命練習している姿は頼もしい反面、**「ケガしないか心配」**という保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、スポーツをする子どもに多いケガと、親として知っておいてほしいポイントをお伝えします。
■ 部活でよく見るケガ TOP3
① オスグッド・シュラッター病(膝の下の痛み)
成長期の子どもに多い、膝のお皿のすぐ下が痛くなる症状です。骨の成長に筋肉・腱の成長が追いつかないことで起こります。「成長痛だから仕方ない」と放置されがちですが、適切な対応をすれば痛みは和らぎ、スポーツも続けられます。
② 足首の捻挫
バスケ・バレー・サッカーなどで最も多いケガのひとつ。「よくあることだから」と湿布だけで済ませてしまうケースが多いですが、靭帯のダメージが残ったままだと繰り返し捻挫しやすくなります。最初の処置と評価が大切です。
③ 野球肩・野球肘(投球による肩・肘の痛み)
投げすぎによる繰り返しのストレスで起きる障害です。「練習中は痛くないが、夜になると痛む」というケースも。早期発見・早期対応が将来のパフォーマンスを守ります。
■ 「成長痛」と「障害」の違い
子どもが痛みを訴えたとき、「成長期だから仕方ない」と判断するのは危険なことがあります。
| 成長痛 | スポーツ障害 |
|---|---|
| 夜間に出やすい | 運動中・運動後に出やすい |
| 翌朝には改善 | 繰り返す・悪化する |
| 特定部位ではない | 同じ場所が痛む |
同じ場所が繰り返し痛む・運動すると痛むという場合は、スポーツ障害を疑って専門家に相談することをおすすめします。
■ 保護者の方へ、3つのお願い
- 「痛い」という言葉を軽く流さない
- 1週間以上続く痛みは受診のサイン
- 「ケガ=休む」ではなく「評価してもらう」という選択肢を
痛みを我慢しながら練習を続けても、パフォーマンスは上がりません。早めの相談が、大会当日に全力を出せる体づくりにつながります。
【うえの整形外科クリニック・リハビリテーション科より】 「大事な試合前に相談していいのか」という遠慮は不要です。むしろ早めにご相談いただくほど、選択肢が広がります。お子さんのスポーツライフを全力でサポートします。