「冷房で体がガチガチに」〜夏こそ肩こり・関節痛が悪化する理由〜
- 2026年7月12日
- 医療コラム
「暑いのに肩こりがひどい」「夏なのになんだか腰が重い」——そんな声、実は夏の診察室でよく聞きます。
なぜ冷房で体がこわばるのか
体は寒さを感じると、熱を逃がさないよう血管を収縮させて血流を減らします。外は真夏日なのに室内は冷房でキンキンという極端な温度差を1日に何度も繰り返すことで、血流をコントロールする自律神経が乱れてしまいます。血流が悪くなった筋肉には酸素や栄養が届きにくくなり、これが肩こり・腰痛・関節のこわばりとして出てくるのです。
こんな人は要注意
冷房の効いたオフィス・車内で長時間過ごす人、もともと冷え性の人、汗をかいたまま冷風に当たる人は、体を冷やす影響を受けやすい傾向があります。
今日からできる対策
① 首・お腹・足首を冷やさない 薄手の羽織りやレッグウォーマーで「三つの首」を守るだけでも体感が変わります。
② 1時間に1回は体を動かす デスクワーク中でも肩を回すだけで血流が保たれます。
③ 湯船につかる シャワーだけで済ませず、しっかり体を温める習慣が自律神経のリセットに役立ちます。
それでも改善しない肩こり・腰痛は
セルフケアをしても改善しない、だんだん範囲が広がってきているという場合は、冷えだけが原因ではない可能性もあります。当院ではリハビリスタッフが体の使い方や筋肉の状態を評価し、一人ひとりに合ったアプローチをご提案しています。「夏なのに肩こりがつらい」——そんな時こそ、我慢せずにご相談ください。