骨粗鬆症|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

〒869-1102 熊本県菊池郡菊陽町大字原水23
096-288-6177
ヘッダー画像

骨粗鬆症

骨粗鬆症|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、加齢や閉経、その他の様々な原因が組み合わさって骨が弱くなる病気です。骨の量はおよそ20歳でピークを迎え、その後、徐々に減少していきます。また、閉経後は女性ホルモンが減少し、骨の量を急激に減少させるため、骨粗鬆症は女性に多く発症します。

骨粗鬆症になると・・・

骨粗鬆症では、様々な部位の骨が骨折しやすくなります。骨粗鬆症で骨折が起こりやすい部位としては、背骨に加えて手首や腕の付け根、あしの付け根などがあげられます。そして、一旦骨折を起こすと次の骨折が起こる危険性が高まることがわかっています。従って、骨粗鬆症の治療では、最初の骨折を防ぐことも重要ですし、また、残念ながら骨折を起こしてしまったら、その次の骨折を防ぐことも大事です。

また、骨粗鬆症の方が転倒するなどしてあしのつけ根を骨折した場合、手術や長期間のリハビリが必要となり、退院後も思うように動けない場合もあります。そのような生活は、身体の様々な機能に支障をきたし、そのまま寝たきりの生活になってしまう事も少なくないのです。厚生労働省の調査によると、要支援・要介護が必要になった原因として、「骨粗鬆症関連」が1位にあがっています。骨粗鬆症が進行した場合、ご自身の生活が制限されるばかりか、ご家族にも大きな影響を及ぼすことになることがあります。

骨粗鬆症の検査

当院ではレントゲン検査、DXA(デキサ)法、骨代謝マーカー検査を行い、患者様に合った治療法を提供しております。

骨を丈夫にするためには

骨を丈夫にするためには

バランスの良い食事、適度な運動や日光浴、骨粗鬆症治療薬が大切です。

運動


骨に刺激が加わる適度な運動は、骨の量を減らさないために役立ちます。また転倒を防ぐには、ふらついたときに身体を支える下肢の筋力も大切です。筋力やバランス能力、歩行能力を改善することは転倒予防に効果があるので、ウォーキングやストレッチ体操を習慣づけたり、自宅でできる筋力やバランス能力をつける簡単なトレーニングを行うことも効果があります。

食事


食事は、1日800mgを目標にカルシウムをとるようにしましょう。カルシウムは骨の構成成分の重要な栄養素で、骨粗鬆症の予防と治療に欠かすことが出来ません。カルシウム摂取量が少ないと骨折の発生が多いことがわかっています。また、カルシウムとその吸収を助けるビタミンDを組み合わせてとることで、骨密度が上昇し、骨折の予防効果があることもわかっています。1日800mgという量は、健康で骨が丈夫な人より100〜200mg多い量です。バランスのよい食事に、下の図にあるようなカルシウムの多い食品を意識して多めにとり、+100〜200mgを目標にしましょう。

骨粗鬆症と診断された方へ

骨粗鬆症と診断された方へ

日本人の平均寿命は令和元年では女性が87.45歳、男性が81.41歳であり、50年前から比べると約10歳程度も延びており、人生90年に手が届こうとしています。しかし、自立した健康な日常生活を送れる期間である「健康寿命」が平均寿命より男性は9年、女性は12年も短い事がわかっています。この平均寿命と健康寿命の差は、日常的に支援や介護などが必要になる期間が9〜12年もあるということになります。長く自分の足で歩くためには健康寿命を延ばすことが大切になってくるため、治療を継続し、次の骨折を防ぐことが大切です。