涼しいのに…なんで痛む?クーラーと関節痛の意外な関係 ― 夏の冷えに要注意!整形外科の視点から ―|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

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コラム

涼しいのに…なんで痛む?クーラーと関節痛の意外な関係 ― 夏の冷えに要注意!整形外科の視点から ―|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

涼しいのに…なんで痛む?クーラーと関節痛の意外な関係 ― 夏の冷えに要注意!整形外科の視点から ―

こんにちは、うえの整形外科クリニックです。

夏になると「クーラーをつけると関節が痛くなる」「冷房のきいた部屋にいると腰が重い」といったご相談が増えてきます。
冷房は熱中症予防に欠かせませんが、体を冷やしすぎることで思わぬ不調が出ることもあるのです。
今回は、クーラーと関節痛の意外な関係について、整形外科の視点からお話します。

なぜクーラーで関節が痛むの?:
冷房により皮膚温度が下がると、筋肉や関節周囲の血流が低下します。
血行が悪くなると筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなりやすい状態に。
とくに変形性膝関節症・肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)・慢性腰痛などがある方は、冷えで症状が悪化する傾向があります。
また、冷えによって自律神経のバランスが乱れ、痛みの感受性が高まるケースもあります。

🛋 室内で気をつけたいポイント:
冷房の設定温度は28℃前後を目安にし、冷風が直接体に当たらないように工夫しましょう。
足元の冷えには特に注意が必要。ひざ掛けやレッグウォーマーで関節を温めましょう。
フローリングなど冷たい床にはスリッパの使用も効果的です。
朝晩は特に冷えやすいため、就寝前にタイマーで冷房を切る/寝具で調整することも大切です。

🧘‍♀️ 冷えから関節を守る生活習慣:
入浴はシャワーで済まさず、湯船に浸かって体を芯から温める習慣を。
日中に軽いストレッチや体操を取り入れ、筋肉の血流を促すことも効果的です。
水分をしっかり摂ることも、血流維持や関節液の働きを保つのに重要です。

まとめ:
夏は「熱中症対策」と「関節の冷え対策」の両立がカギです。
痛みやだるさが続く場合は我慢せず、早めに整形外科へご相談ください。