変形性股関節症はなぜ女性に多いのか?
- 2026年4月5日
- 医療コラム
変形性股関節症は、男性よりも女性に多くみられる疾患です。
「なぜ女性に多いのか?」には、いくつかの理由があります。
① 生まれつきの骨の形の影響(臼蓋形成不全)
最も大きな理由の一つが、**臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)**です。
股関節は、骨盤側の「受け皿(臼蓋)」と太ももの骨で構成されていますが、
この受け皿が浅い状態だと、関節にかかる負担が大きくなります。
この臼蓋形成不全は女性に多く、
長年の負担の積み重ねによって、軟骨がすり減りやすくなります。
② 筋力の違い
一般的に女性は男性に比べて
股関節まわりの筋力(特にお尻の筋肉)が弱くなりやすい傾向があります。
筋肉は関節を支える役割があるため、
筋力が低下すると関節への負担が増え、痛みにつながることがあります。
③ ホルモンの影響
閉経後は女性ホルモンの影響が変化し、
関節や筋肉の状態にも影響が出ることがあります。
これにより、関節の負担が増えたり、回復力が低下することで、
症状が出やすくなる場合があります。
④ 日常生活での負担
日常生活の中でも、
・立ち座りの動作
・家事動作
・長時間の立ち仕事
など、股関節に負担がかかる場面は多くあります。
こうした積み重ねが、知らないうちに股関節へ影響を与えていることもあります。
早めの対策が大切です
変形性股関節症は、
「年齢のせい」と思われがちですが、早めの対応で進行を抑えられることがあります。
・適切な運動(筋力維持)
・動作の見直し
・早期の診断と治療 が重要です。
まとめ
変形性股関節症が女性に多いのは、
骨の形・筋力・ホルモン・生活習慣など、複数の要因が関係しています。
股関節の違和感や痛みを感じたら、我慢せずお気軽にご相談ください。
早めの対応が、将来の生活の質を守ることにつながります。