湿布と違うジクトルテープ、みなさんご存知ですか?|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

〒869-1102
 熊本県菊池郡菊陽町大字原水23
096-288-6177
ヘッダー画像

コラム

湿布と違うジクトルテープ、みなさんご存知ですか?|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

湿布と違うジクトルテープ、みなさんご存知ですか?

こんにちは、うえの整形外科クリニックです。

先日、久光製薬さんによる「ジクトルテープ」についての勉強会 を開催しました。

スタッフ一同、実際の使用感や効果、安全性についてあらためて学ぶことができ、とても有意義な時間になりました。


ジクトルテープとは?

ジクトルテープは、痛みや炎症をやわらげる貼り薬(外用鎮痛消炎薬)です。

主成分は「ジクロフェナクナトリウム」という成分で、関節や筋肉の痛み・腫れ・炎症をおさえる働きがあります。

シップや湿布と同じように皮膚から有効成分が浸透し、局所に直接作用するため、胃への負担が少ないのも特徴です。


通常の湿布と違う特徴

ジクトルテープは、成分がゆっくり持続的に放出されるため、長時間にわたり効果が続くのが特徴です。

そのため、夜間に痛みが出やすい「夜間痛」にも対応しやすいと言われています。

寝ている間も効果が続くので、朝の起きはじめの痛みが和らぐという声もあります。


実は「患部以外」に貼っても効果がある?

ジクトルテープには、中枢(脳や脊髄)に作用して痛みの感じ方を和らげる効果もあります。

そのため、痛みのある場所に直接貼らなくても、離れた場所に貼って痛みが軽減することがあります。

勉強会では、「上腕(肩に近い二の腕の外側)」に貼る方法が紹介され、

貼りやすく皮膚トラブルも起きにくいため、おすすめの貼付部位として紹介されました。


どんなときに使うの?

  • 肩や腰、膝などの慢性的な痛み

  • スポーツや日常動作で起きた軽い捻挫・打撲・筋肉痛

  • 関節炎や腱鞘炎 などの炎症

など、幅広い症状に対して使用されます。


使用時の注意点

  • 同じ場所に長時間貼り続けない(皮膚トラブル予防)

  • 貼る場所の汗や水分をふき取ってから使用

  • **光過敏反応(紫外線による皮膚の赤みなど)**を防ぐため、貼った場所は日光に当てないようにする


まとめ

今回の勉強会では、ジクトルテープの長時間作用による夜間痛への効果や、患部以外(上腕)への貼付など、

患者さんにとって役立つ情報をスタッフ全員で再確認しました。

今後も、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同知識をアップデートしていきます!