冬に悪化しやすい「手足のしびれ」— その原因と対策について
- 2025年12月21日
- 医療コラム
冬になると、
「手がしびれて物を落としそうになる」
「足先がビリビリする」
といった症状を訴える方が増えます。
冷えだけでなく、神経や血流に関わるトラブルが隠れていることもあるため注意が必要です。
冬にしびれが強くなりやすい理由
1)血流の低下
寒さで血管が縮み、末梢(手足)まで血液が届きにくくなります。
2)神経の感度変化
神経が冷えることで、しびれや痛みが強く感じられることがあります。
3)慢性疾患の悪化
頚椎症、坐骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症などは冬に症状が出やすい傾向があります。
自宅でできる対策
● 首・手・足を温める
ネックウォーマー・手袋・レッグウォーマーなどで冷えを防ぎましょう。
● 血行を促す簡単ストレッチ
手首・足首・肩をゆっくり回すだけでも血流改善につながります。
● 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークの方は1時間に一度、立ち上がったり姿勢を変える習慣を。
受診をおすすめする症状
以下に当てはまる場合は早めに医師の診察を受けましょう。
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数日たってもしびれが続く
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力が入りにくい、物を落とす
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痛みで夜眠れない
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歩行中にしびれて休む必要がある
レントゲン・MRI・神経学的検査などで原因を明確にし、適切な治療をご提案します。
まとめ
冬のしびれは、単なる冷えだけでなく神経や血流の問題が関係していることがあります。
気になる症状がある方は、早めにご相談ください。