「首が痛くて、腕まで痺れる感じがある」
- 2026年4月26日
- 医療コラム
「首を動かすと、ズキッと痛む」
「手がしびれることがあるけど、原因がわからない」
こうした症状がある方、もしかしたら頸椎症(けいついしょう)かもしれません。
頸椎症ってなに?
首の骨(頸椎)は、7つの骨が積み重なってできています。
加齢やくり返しの負担によって、骨と骨の間にある椎間板(クッションの役割)が変性したり、骨のとげ(骨棘)ができたりします。
これが頸椎症と呼ばれる状態です。
特に、変性した部分が神経を圧迫することで
- 首・肩・腕の痛みやだるさ
- 手や指のしびれ
- 細かい動作がしにくくなる
といった症状が現れることがあります。
よく似た病気:頸椎椎間板ヘルニア
頸椎症と似た症状が出る病気として、頸椎椎間板ヘルニアがあります。
椎間板の中身が飛び出して神経を圧迫することで、同じように腕のしびれや痛みが起こります。
どちらも症状が似ているため、しっかりとした検査と評価が必要です。
放っておくとどうなるの?
軽症のうちは、保存療法(運動療法・生活指導・薬など)で改善するケースが多いです。
ただし、以下のような症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
- 両手足のしびれや力の入りにくさがある
- 歩きにくい・バランスが取りにくい
- 排泄の障害がある
こうした症状は、脊髄(せきずい)が圧迫されているサインの可能性があります。
進行すると日常生活への支障が大きくなるため、放置は禁物です。
診断のために何をするの?
診察では、問診・触診に加えて
- レントゲン検査(骨の変化を確認)
- MRI検査(神経の圧迫状態を確認)
を行うことがあります。
症状と画像を合わせて総合的に判断するため、「画像に変化があれば必ず手術」というわけではありません。
まとめ
首の痛みや手のしびれは、「疲れ」や「加齢のせい」と片付けずに、一度しっかり評価することが大切です。
頸椎症は、早期に対応することで症状の改善や進行の抑制が期待できます。
「なんか最近、手がしびれる気がする…」と感じたら、お気軽にご相談ください。