「ケガしてしまった…でも大丈夫!大会中の正しい対処法とその後のケア」 ― 今を大切に、未来のパフォーマンスを守ろう ―
- 2025年5月27日
- 医療コラム
こんにちは、うえの整形外科クリニックです。
中体連・高校総体シーズンまっただ中。毎週末、がんばる選手たちの姿に私たちも元気をもらっています!
でも、残念ながら大会中のケガはゼロではありません。
「ちょっと足をひねった」「腰に違和感があるけど、明日も出たい…」
そんなとき、焦らず・正しく・冷静に対応することが、将来の回復や再発防止に大きく影響します。
【よくある大会中のケガ&応急処置】
✅ 足首のねんざ
→ 無理に動かさず、**RICE処置(Rest・Ice・Compression・Elevation)**が基本!
冷やすときは20分ずつ、感覚が鈍くなる前にやめるのがコツ。
✅ 腰の違和感・軽い痛み
→ 一時的な筋疲労なら冷却と休養で回復することもありますが、続くようなら要注意。
特に「腰を反ると痛い」「片足立ちがつらい」は早めに相談を!
✅ 突き指・打撲
→ 見た目に異常がなくても、腱や骨にダメージがある場合も。
そのままプレーを続けると悪化するリスクあり!
【医療機関を受診すべきサイン】
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痛みが翌日まで続く・悪化する
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腫れが引かない
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関節が動かしづらい、力が入らない
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歩くのが困難
「出場を諦めたくない」という気持ちは痛いほどわかります。
でも**“ここで無理しない勇気”が、次の活躍のチャンスを守る選択肢**になることもあります。
【復帰のタイミングとリハビリの重要性】
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治ったと思ってすぐ復帰→再発のリスク大
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痛みがなくなっても、可動域・筋力・バランス感覚を確認しましょう
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医師や理学療法士の判断をもとに、段階的に復帰をサポート
【まとめ】
中体連や高校総体は、一生の思い出に残る晴れ舞台。
その一瞬のために、体は全力を尽くしています。
ケガを恐れず、でも無理はせず。
困ったときは、いつでも私たちにご相談くださいね!