台風と一緒にやってくる… 天気痛(気象病)にご注意を
- 2025年9月21日
- 医療コラム
こんにちは、うえの整形外科クリニックです。
台風が多いこの季節、「なんとなく頭が重い」「関節がズキズキする」「昔ケガしたところがうずく」
…そんな症状が出ていませんか?
実はこれ、天気痛(気象病) と呼ばれています。
季節の変わり目や台風シーズンに増える、身近な体の不調です。
天気痛(気象病)ってなに?
天気痛は、気圧や気温・湿度の急激な変化によって起こる体調不良のこと。
特に低気圧が近づくと、
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頭痛
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関節や古傷の痛み
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めまい
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だるさ
といった症状が出ることがあります。
整形外科領域では、関節痛や術後・外傷後の部位の痛みが出やすくなります。
なぜ痛みが出るの?
気圧が下がると、体の中の圧とのバランスが崩れ、内耳(耳の奥)にある気圧センサーが刺激されます。
これが自律神経を乱し、血流が悪くなったり、痛みを感じやすくなると言われています。
つまり、気圧の変化が「痛みのスイッチ」を入れてしまうというわけです。
対策はあるの?
天気痛は完全に防ぐことはできませんが、ちょっとした工夫で予防・軽減できます。
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🧘♀️ 耳の周りを温める・マッサージする
→ 内耳周辺の血流を良くして、自律神経を整えます -
🚶♂️ 軽い運動やストレッチ
→ 血流を良くし、筋肉をやわらかく保ちます -
😌 規則正しい生活リズム
→ 睡眠不足や疲れは天気痛を悪化させます
また、痛みが強いときは我慢せず、鎮痛薬や外用薬を使うことも有効です。
まとめ
台風や季節の変わり目に増える「天気痛」は、気のせいではなく医学的にも理由のある体の反応です。
症状がつらいときや長引くときは、どうぞお気軽にご相談くださいね。
私たちクリニックも、季節に負けない元気な体づくりをサポートしていきます🍀