院内勉強会報告:痛風治療薬「ユリス」について学びました ― 痛風治療は“我慢しない時代”へ ―|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

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コラム

院内勉強会報告:痛風治療薬「ユリス」について学びました ― 痛風治療は“我慢しない時代”へ ―|うえの整形外科クリニック|菊池郡菊陽町の整形外科

院内勉強会報告:痛風治療薬「ユリス」について学びました ― 痛風治療は“我慢しない時代”へ ―

今回は、院内で実施した勉強会の内容を少しだけご紹介します。
テーマは『痛風治療薬:ユリス(一般名:ドチヌラド)』についてです。

🍺 痛風とは?
尿酸が体内にたまり、関節に結晶として沈着して炎症を起こす疾患です
代表的な症状は、足の親指のつけ根が突然腫れて激しく痛む「痛風発作」
食生活の欧米化やストレス、脱水なども誘因とされ、生活習慣病との関連も深い病気です

💊 ユリスってどんな薬?
尿酸の排泄を促進するタイプの薬です(尿酸排泄促進薬)
従来の薬(例:フェブリクなど)が尿酸の産生を抑えるのに対し、
 ユリスは腎臓に働きかけて尿として出すことを助けるお薬です
高尿酸血症のタイプ(排泄低下型)によっては、特に効果的とされています

📌 勉強会でのポイント:
ユリスは副作用の少なさも特徴で、腎機能の低下がある方でも比較的使いやすい
毎日1回の内服でOK、服薬継続がしやすい設計
尿酸値の目標は 6.0mg/dL 以下!症状がなくても治療継続が重要です

まとめ:
今回の勉強会を通して、痛風治療にも選択肢が広がっていることを改めて学びました。
発作が起きた時だけでなく、発作を起こさない体づくりが大切です。
尿酸値が高い方や痛風でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。