転倒のリスク、実は夏が多い?サンダル+段差の落とし穴 ― 高齢者や子どもに多い夏の転倒事故 ―
- 2025年8月3日
- 医療コラム
こんにちは、うえの整形外科クリニックです。
「転倒」と聞くと、冬の凍結路面や雪をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実は**夏場も転倒事故が多く発生**しています。
今回は、夏に注意したい転倒リスクについてお伝えします。
🩴 夏に転倒が増える理由:
– サンダルやスリッパは足が固定されにくく、脱げやすい
– 雨で濡れた玄関やベランダ、スーパーの床などで滑りやすい
– 暑さによる集中力の低下や脱水も、ふらつき・注意力低下の要因に
👨👩👧 転倒リスクが高いのは?:
– 高齢者:足の筋力低下やバランス機能の衰えが原因
– 子ども:走り回って足元を見ていない、サンダルでつまずくなど
– 外反母趾や膝・腰に痛みがある方も注意が必要
🏡 予防のポイント:
1. 室内でもすべり止めのある履き物を選ぶ
2. ベランダ・玄関マットに注意し、こまめに水分を拭き取る
3. 外出時はヒールの低い、足にしっかりフィットする靴を選ぶ
4. 筋力トレーニングやバランス体操で転倒予防を心がける
✅ まとめ:
夏のサンダルや薄底の靴は気軽に履けますが、転倒リスクが潜んでいます。
家の中でも“油断せず”、足元から安全を見直してみましょう。
もし転倒後に痛みや違和感がある場合は、早めに整形外科へご相談ください。