暑いのに汗が出ない…これって危険? ― 高齢者の“隠れ脱水”に要注意! ― 喉が渇かないのはサイン、暑さに強いと思っている人こそ危ない ―
- 2025年6月22日
- 医療コラム
こんにちは、うえの整形外科クリニックです。
暑い日が続くと、気になるのが“熱中症”。
でも、高齢者の方に多いのが『喉が渇かないから大丈夫』『あまり汗をかかないから平気』という思い込みです。
実はその感覚こそが、危険のサインかもしれません。
🧓 高齢者の体に起こる変化:
– 加齢により体温調節機能が低下
– 発汗量が減り、体の熱を逃しにくくなる
– 喉の渇きを感じにくくなる
→ 気づかないうちに“隠れ脱水”が進行してしまいます。
💧 こんな症状に注意:
– 軽いめまいやふらつき
– 倦怠感・頭がぼーっとする
– トイレの回数が少ない(尿の色が濃い)
– 皮膚や口の中が乾燥している
✅ 対策のコツ:
– 喉が渇く前にこまめに水分をとる(1日1.2Lが目安)
– お茶・コーヒーばかりでなく、水や麦茶、経口補水液を
– 食事からの水分摂取(みそ汁・果物など)も活用
☝️ポイント:
『暑さに強いから大丈夫』と思っている方ほど注意が必要です。
自分の感覚だけに頼らず、“意識して水分をとる”習慣をぜひ。